社内LANを監視して情報漏洩と不正アクセスを防止する方法を解説!

社内LAN監視の基本を解説!ネットワーク管理の重要性とは

社内LAN監視とは、社内LANに接続されているサーバーやネットワーク機器の可用性・リソース・トラフィックを、ツールなどを用いて継続的に確認・管理することです。

近年はクラウドサービスの普及やリモートワークの定着、IoT機器の増加によってネットワーク構成が複雑化しており、人の目だけで全機器の状態を把握することは現実的ではなくなっています。

こうした環境変化を背景に、社内LAN監視の整備は今や経営課題のひとつとなっています。

社内LAN監視は問題が起きてから対応するものではなく、予兆を早期に把握して被害を未然に防ぐための取り組みです。セキュリティ対策と業務継続性の両面から、監視体制の見直しを検討することがおすすめです。

社内LAN監視で実施すべき3つの項目

社内LAN監視を効果的におこなうためには、何をどのような目的で監視するのかを明確にすることが大切です。

社内LAN監視において押さえるべきおもな項目は、死活監視、トラフィック監視、ログ監視の3つです。これら3つはそれぞれ独立したものではなく、組み合わせることで初めて社内LAN全体を包括的に監視できる体制が整います。

自社の社内LANの監視体制に何が不足しているかを確認しながら、以下の各項目の詳細を見ていきましょう。

社内LANの死活監視

死活監視とは、サーバーやスイッチ・ルーターなどのネットワーク機器が正常に稼働しているかどうかを常時確認する監視手法です。

主な実施手法は2つあります。1つ目はPingによる確認です。監視対象の機器に対してPingコマンドを定期的に送信し、応答の有無を確認します。応答がない場合は機器がダウンしていると判断でき、即座にアラートを発報する仕組みと連携させることが一般的です。

2つ目はポート監視です。特定のポートが正常に応答しているかを確認することで、OSが稼働していてもサービスやアプリケーションが停止していないかをより細かく把握できます。

また、アラート通知の仕組みも整えておきましょう。機器が応答しなくなった瞬間に、メールやSlackなどで管理者へ即時通知が届く設定にしておけば、障害対応の初動を大幅に速められるでしょう。

社内LANのトラフィック監視

トラフィック監視とは、社内LAN上を流れるデータ通信量やその内訳をリアルタイムに把握する監視手法です。

誰が・いつ・どのくらいの帯域を使っているかを可視化することで、ネットワーク渋滞の原因特定や異常通信の早期発見、将来的な帯域設計にまで活用できます。

主な手法は3つあり、機器の通信総量を手軽に収集できるSNMP、送受信の詳細なフロー情報を記録し帯域を大量消費している端末やアプリの特定に優れるNetFlow、パケットサンプリングにより大規模な環境でも低負荷で動作するsFlowがあります。

自社の規模・機器構成・分析の深さに応じて、これらの方法を使い分けましょう。

全体把握にはSNMP、詳細分析にはNetFlowやsFlowと、段階的に進めることもおすすめです。

社内LANのログ監視

ログ監視とは、ネットワーク機器やサーバーが自動記録する通信ログを継続的に収集・分析する手法です。

死活監視やトラフィック監視が今この瞬間の状態を把握するのに対し、ログ監視では過去に何が起きたかを追跡できます。

主な対象は、ルーターやファイアウォールの動作・エラー情報を記録するSyslogと、ログインの成否やアカウントロックなど認証情報を記録するWindowsイベントログの2種類です。

セキュリティ面では、不正アクセスの早期検知、インシデント発生時の原因の究明、個人情報保護法などのコンプライアンス対応という3つの重要な役割を担います。

ログは一度失われると取り戻せないため、早期に収集・保管体制を構築することが大切です。

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社内LAN監視の導入から安定運用を成功させるロードマップ

社内LAN監視を成功させるためには、ツールを導入して終わりではありません。ここでは、以下の3ステップに沿って、導入から安定した運用までの全体的な流れを解説します。

  1. 現状の可視化と監視設計
  2. 監視基盤の導入と初期チューニング
  3. 運用の定着と継続的な改善

社内LAN監視を含め、ネットワーク環境は日々変化しています。社内LAN監視の導入後も定期的に設定を見直し、監視精度を高め続けるサイクルを回せるような仕組み作りも並行して続けていきましょう。

①現状の可視化と監視設計

社内LAN監視ツールの導入前に、自社のネットワーク環境の現状を正確に把握しましょう。

まずルーター・スイッチ・サーバーなどの配置と接続関係を図示し、監視対象の全体像を明確にします。

次に、接続機器のIPアドレス・MACアドレス・機器種別を一覧にし、管理されていない端末がないかを確認しましょう。

その上で「何を・どの頻度で・どの閾値で監視するか」を示した監視設計を策定します。

その後の安定した運用にもつながるので、現状把握と監視の設計は丁寧に進めていきましょう。

②監視基盤の導入と初期チューニング

現状の把握と社内LAN監視の設計が完了したら、次は社内LAN監視ツールを選んで導入します。

ツールは、対応プロトコル・エージェントの有無・ダッシュボードの視認性・クラウド対応・サポート体制などを確認しながら選びましょう。

導入後の初期設定では、監視対象機器の登録、CPU・メモリ・帯域使用率などの閾値設定、アラート通知先の設定、監視間隔の調整などをおこないます。テンプレートや自動検出機能を活用すれば、最短1日で監視を開始できる製品もあります。

ただし運用開始直後は誤検知が発生しやすいため、最初の1〜2週間は実際の動作を観察しながら閾値を細かく調整し、アラートの精度を高めていきましょう。

③運用の定着と継続的な改善

社内LAN監視ツール導入後も、監視体制を維持するには継続的な改善が必要です。

週次・月次などでログとトラフィックレポートを確認し、帯域の急増や不審なアクセスパターンを早期に発見する習慣をつけましょう。

また、業務量の増加や新システム導入など環境変化に合わせて、少なくとも四半期に1回は閾値を見直すのがおすすめです。

機器の増設・交換時には監視設定を速やかに更新し、監視対象の漏れを防ぐことも大切です。

運用体制については、社内で人材が確保できる場合は内製化、24時間365日の監視が必要な場合は外部の業者への依頼を検討するなど、自社の状況に応じた体制を整えていきましょう。

グローランスでは、社内LAN監視に関するご相談も承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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社内LAN監視のご相談はグローランスにお任せください

「社内LAN監視の必要性はわかったが、自社だけで対応するのは難しい」「どこから手をつければよいかわからない」などのお悩みは、グローランスにお任せください。

グローランスでは、現状のネットワーク環境の診断から監視設計・ツール選び・導入支援・導入後の安定運用サポートまで、一貫してお客様の状況に合わせた形でご支援しています。

セキュリティ体制の強化、ネットワーク障害への迅速な対応、専任担当者がいない環境での監視体制の維持など、さまざまなご要望に柔軟に対応しております。

「まず何が必要かを整理したい」という段階からでも、お気軽にお問い合わせください。

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