オフィスビルのインターネット回線の選び方
オフィスビルにインターネット回線を導入する際は、月額料金の安さだけで選ぶと、通信品質やサポート体制が業務に見合わず、後から不便を感じることがあります。
法人利用では、通信速度だけでなく、安定性や障害発生時の対応の早さ、将来の事業拡大に対応できる拡張性まで考慮して選ぶことが大切です。
オフィスビルのインターネット回線選びで押さえておきたいポイントとして、「通信速度・回線サービス」「安定性・サポート体制」「費用・拡張性」の3つが挙げられます。
これらを総合的に比較することで、現在の業務だけでなく、従業員数の増加やオフィス移転など将来的な変化にも対応しやすいインターネット回線を選ぶことが可能です。
ここからは、オフィスビルのインターネット回線選びで押さえておきたい3つのポイントについてそれぞれ解説します。
通信速度・回線の種類でインターネット回線を選ぶ
オフィス利用では、1Gbpsクラスの光回線を選べば、多くの中小規模オフィスの一般的な業務に対応できます。
ただし、1Gbpsはベストエフォート型と呼ばれる「最大通信速度」の目安であり、常にその速度が出ることを保証するものではありません。
実際の通信速度は、利用者数や時間帯、設備環境などによって変動します。オンライン会議やクラウドサービス、大容量ファイルの送受信が多い場合は、利用人数や実効速度も考慮してインターネット回線を選びましょう。
現在は10Gbpsプランも提供されていますが、対応エリアや建物が限られる場合があります。
回線サービスには、フレッツ光や光コラボレーション、独自回線、CATV回線、モバイル回線などがあり、通信速度と安定性を重視するなら光回線がおすすめです。
また、IPv6(IPoE)対応の回線であれば、混雑しやすい時間帯でも速度低下を抑えられます。
安定性・サポート体制でインターネット回線を選ぶ
オフィスでインターネットが停止すると、業務全体に影響が及ぶため、通信の安定性とサポート体制は料金と同じくらい大切な比較ポイントです。
他社利用者と通信帯域を共有しない専有型回線サービスは、複数の利用者で通信帯域を共有する共有型に比べて、通信品質が安定しやすいという特徴があります。
さらに、一定の通信帯域を確保する「帯域確保型」や、契約で定めた最低限の通信品質を保証する「帯域保証型」のプランであれば、混雑時でも安定した通信品質を維持しやすくなるでしょう。
サポート体制については、24時間365日対応の窓口の有無や法人専用窓口が設けられているかに加え、SLA(サービス品質保証)の内容や障害発生時の訪問対応の可否も確認しておくと安心です。
費用と拡張性でインターネット回線を選ぶ
一般的なオフィスビルで利用されるインターネット回線は、最大通信速度を示す「ベストエフォート型」が主流といえます。
ベストエフォート型では、実際の通信速度は保証されませんが、月額料金は数千円〜1万円台と比較的低価格なサービスが中心です。
一方で、通信品質を保証する帯域保証型のサービスでは、月額料金が数万円以上になることもあります。工事費も建物や工事内容によって異なるため、事前に見積もりを確認しておきましょう。
回線とプロバイダが一体型のサービスなら、請求や問い合わせ窓口を一本化でき、管理負担を軽減できます。
また、契約期間や違約金だけでなく、固定IPアドレスを利用・追加できるか、将来的に回線を増強しやすいかといった拡張性も確認しておくことが大切です。
オフィスビルのインターネット回線について、複数の業者やプランを比較しても、「自社にはどれが最適かわからない」と迷うことは少なくありません。
グローランスでは、オフィスビルの設備状況や利用環境に合わせたインターネット回線選びをサポートしています。お困りの法人様は、お気軽にご相談ください。

オフィスビルのインターネット回線を選ぶ前の3ステップ診断法
オフィスビルのインターネット回線について、通信速度や安定性、費用などの選定ポイントを理解したら、次は契約前に確認しておきたい項目を整理しましょう。
事前に確認することで、開通の遅れや追加工事、契約後の速度不足といったトラブルを防ぎやすくなります。
自社に適したインターネット回線を選ぶには、「オフィスビル内の設備状況の確認」「インターネット回線の提供エリアの確認」「必要な通信要件の整理」の3つのステップを順番に進めることが大切です。
ここからは、それぞれのステップについて解説します。
オフィスビル内の光コンセント設置状況を確認する
入居予定のオフィスビルに、光コンセントや光配線設備が設置されているかを確認しておくことは、契約前に押さえておきたい大切なポイントです。
築浅のオフィスビルではインターネット回線を利用できる設備が整っているケースが比較的多い一方、築古のオフィスビルではインターネット回線が未導入の場合もあります。
また、設備があっても契約内容や建物の状況によっては開通工事が必要になることがあるため、注意が必要です。
さらに、フレッツ光が導入済みのオフィスビルに独自回線を追加する場合や、独自回線からフレッツ光へ切り替える場合は、新たな引き込み工事や配線工事が必要になるケースもあります。
オフィスビルの内見時や不動産会社への問い合わせの際に設備状況を確認し、想定外の工事やインターネット回線の開通が遅延するのを防ぎましょう。
既存のインターネット回線業者と対応エリアを照合する
契約を検討しているインターネット回線が、入居予定のオフィスビルで利用できるかどうかを事前に確認しておくことも欠かせません。
特に独自回線はサービスごとに提供エリアが異なるため、オフィスビルの所在地によっては契約できない場合があります。
また、すでに別のインターネット回線が導入されているオフィスビルでも、回線事業者が異なる場合は新たな引き込み工事や配線工事が必要になるケースにも注意が必要です。
対応エリアと設備状況を確認したうえで回線業者を比較・検討し、利用できない場合に備えて代替候補も準備しておくと、オフィス移転をスムーズに進められます。
オフィスビルで必要な同時接続数・速度要件を洗い出す
自社に合った回線を選ぶには、入居予定のオフィスで想定される従業員数をもとに、同時にインターネットへ接続する端末数を把握しておくことが大切です。
パソコンやスマートフォンだけでなく、複合機や無線LANアクセスポイント、IP電話なども接続台数に含めて考えましょう。
また、オンライン会議やクラウドサービス、VPN接続、大容量ファイルの送受信をどの程度利用するかによって、必要な通信速度や回線の種類は変わります。
部署ごとの利用人数や利用時間帯、将来的な人員増加も踏まえて通信要件を整理しておくことで、自社に適した回線を選びやすくなり、契約後の速度不足も防ぎやすくなるのです。
オフィスビルのインターネット回線工事の流れ
オフィスビルへインターネット回線を導入する際は、契約から開通まで、いくつかのステップを踏んで進めていきます。
まず回線業者へ申し込みを行い、必要に応じて、オフィスビル内の配線状況や設備を確認する現地調査が実施されるのが一般的です。
賃貸のオフィスビルであれば、この段階でオーナーや管理会社から工事の承諾を得ておきましょう。
工事では、電柱や地下の通信設備からオフィスビル内の共用配線設備まで回線を引き込み、必要に応じて室内まで配線したうえで、光コンセントを設置します。続いてONUやルーターを設置し、通信確認を経て、ようやくインターネット回線が利用できるようになるという流れです。
建物管理者との調整や工事の混雑状況によっては、開通までに1か月以上かかることもあります。オフィス移転や開業の予定がある場合は、余裕を持って準備を進めておきましょう。

オフィスビルのインターネット回線導入はグローランスにお任せください
ここまで、オフィスビルのインターネット回線の選び方や診断ステップ、工事の流れについて解説しました。
しかし実際には、「どの回線が自社に合っているのかわからない」「オフィスビルで利用できる回線を調べる方法がわからない」と悩むケースも少なくありません。
グローランスでは、オフィスビルの設備状況や利用環境を踏まえたインターネット回線プランの選定から、工事の手配、導入後のサポートまで一貫して対応しています。
オフィス移転や新規開業に伴うインターネット回線の導入をご検討中の方は、ぜひお気軽にグローランスへご相談ください。専門スタッフがお客様の状況を丁寧にヒアリングし、最適な導入プランをご提案いたします。
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