社内LANの配線工事の流れを解説!ネットワーク構築時の注意点

社内LANの配線工事が必要なタイミングとは?

社内LANの配線工事のタイミングを見逃したまま運用を続けると、業務効率の低下やセキュリティリスクの拡大につながることがあります。社内LANの配線工事が必要になるタイミングには、以下などがあります。

  • 通信速度や安定性に問題が出てきたとき

「会議中にビデオ通話が途切れる」「ファイルのアップロードに時間がかかる」といった症状が日常的に起きている場合、社内LANの配線環境の老朽化や配線設計の限界が原因となっているケースがあります。

  • オフィスのレイアウト変更・増員・機器増設のとき

従業員の増員やフロアの拡張、デスクレイアウトの変更時は、既存の社内LANの配線では対応できなくなることも多いです。たとえば、10人規模で構築した社内LAN環境に30人が接続すれば、スイッチングハブの容量不足が生じやすくなります。

  • セキュリティやBCP(事業継続対策)を強化するとき

情報漏洩対策や災害時の業務継続を目的としたネットワーク強化をおこなう際にも、社内LANの配線工事が必要です。機密情報を扱う業種では、配線レベルからのセキュリティ設計が求められるケースも増えています。

社内 lan 配線 配線の画像

社内LANの配線工事の流れとは?

社内LANの配線工事は、大きく分けてヒアリング、設計・工事、動作確認といった三ステップで進みます。

初めて社内LANの配線工事を依頼する場合、どこから手をつければよいのかわからず不安を感じることもあるでしょう。ですが、各工程で何を確認し、何を準備すればよいかを事前に把握しておけば、担当者との認識のずれを防ぎ、業者とのやり取りもスムーズに進められます。

ここからは、それぞれの工程で押さえておきたいポイントを順に見ていきましょう。

現地調査・ヒアリング

社内LANの配線工事は、まず施工業者によるオフィスの現地調査とヒアリングから始まります。

現地調査では、天井裏や床下に空き配管があるか、別の階へケーブルを通すルートは確保できるかなど、社内LANを構築するための物理的条件がチェックされるのが基本です。

ヒアリングでは、社内LANへ接続する端末の台数や設置場所、今後の増員予定といった情報も業者へ共有しておきましょう。ここで伝え漏れがあると、工事途中での設計変更や追加費用の発生につながりかねません。

最初の段階で必要な情報を揃えておくことで、社内LANの配線工事をスムーズに進めやすくなるでしょう。

設計・配線工事

社内LANの品質を大きく左右するのが、この設計・配線工事の工程です。

実際の工事では、使用するLANケーブルの種類を決定し、建物内でどのように配線するかを設計したうえで、ネットワーク機器まで接続していきます。この工程では、配線の通し方やまとめ方を事前に決め、乱雑にならないように整理しながら施工を進めることが大切です。

また、通信に支障が出ないように社内LANの配線環境に配慮するとともに、将来的に機器の追加や変更がしやすい構成にしておく必要もあります。

設計・配線工事の段階で、各配線の接続関係が把握できるように整理しておけば、トラブル発生時の対応や保守作業もスムーズに進められるでしょう。

動作確認・設定・ドキュメント化

社内LANの配線工事が終わったら、回線の動作確認に進みます。断線や結線のミスがないかを調べ、実際にデータを流して通信速度が設計値どおり出ているか検証しましょう。

また、施工内容の記録を取っておくことも大切です。社内LANの配線図やポート一覧を作成しておけば、どのケーブルがどの端末につながっているかを後から確認しやすくなります。天井裏や壁の内側など、工事後に見えなくなる箇所は写真でも残しておくと、将来の増設やトラブル対応で手戻りを減らせるでしょう。

社内LANの配線工事では、工事直後ではなく運用が始まってからトラブルが発生することも多いです。あらかじめ記録を残しておき、関係者がいつでもチェックできるようにしておきましょう。

社内LANの配線工事でよくある失敗と注意点

社内LANの配線工事では、事前の確認不足や設計の甘さが原因で、後から大きなトラブルに発展するケースがあります。

とりわけ多い失敗が、以下のような例です。

  • 費用相場を把握しないまま業者を決めてしまう
  • 拡張性を考えずに設計してしまう
  • 配線の管理体制を整えないまま運用を始めてしまう

いずれも工事の段階で少し意識を変えるだけで防げるものばかりですが、見落とすと再工事や業務停止といった深刻な影響を招きかねません。

ここでは、それぞれの失敗がなぜ起きるのか、どう防げばよいのかを具体的に見ていきます。

費用相場を理解せずに業者を決めてしまう

社内LANの配線工事にかかる費用は、オフィスの広さや階数、ケーブルの本数と規格、試験の範囲などによって大きく変動します。費用相場を把握しないまま安さだけで業者を選ぶと、後になってトラブルにつながることもあるでしょう。

極端に安い見積もりでは、社内LANの品質に関わる導通試験や速度検証が含まれていなかったり、配線ルートの設計が簡易的だったりするケースも珍しくありません。工事後に不具合が出れば追加費用が重なり、かえって総コストが膨らみます。

見積書を受け取ったら、部材費・作業費・試験費用などが項目として分かれているかを確認したうえで、金額が相場と比べて適正かを判断しましょう。

将来の拡張性を考えずに設計してしまう

社内LANの配線を考える際は、将来を見据えた設計も大切です。

たとえば、社員の増員や機器の追加により接続台数が増えた際、空きポートがなければ機器の入れ替えや再配線が必要になります。また、新たに配線を通すための余裕がない場合は、壁や床の再工事が発生し、時間とコストの両面で大きな負担となります。

こうした事態を防ぐには、あらかじめ余裕を持ったポート数を確保し、将来の配線の追加にも対応できる設計にしておくことがおすすめです。

初期段階で拡張性を考慮しておけば、無駄な再工事を避けられ、長期的に効率よく運用を続けられるでしょう。

配線の管理をしないまま運用を始める

工事直後は問題なく通信できていても、配線の管理をしないまま運用を続けると、接続状況が把握しにくくなります。どの回線がどこにつながっているのかわからない状態では、障害発生時に原因の特定や対応に時間がかかってしまうでしょう。

配線の本数が増えるほど確認作業の負担は大きくなり、現場での目視だけでは対応が難しくなります。そのため、運用開始時点で接続関係を整理し、変更があれば更新する運用ルールを決めておくことがおすすめです。

管理を前提とした運用にしておくことで、トラブル時や変更時の対応をスムーズに進められるでしょう。

社内 lan 配線 グローランスの画像

社内LANの配線に関するお悩みはグローランスにご相談ください

社内LANの配線工事は、「どこに依頼すればいいか」「どのくらいの費用がかかるのか」といった疑問が先に立ち、なかなか動き出せないという方も多いのではないでしょうか。

グローランスでは、そのような段階からでも気軽にご相談いただけるよう、現地調査から設計・施工・工事後のアフターサポートまでを一貫して対応しています。

数名規模の小規模オフィスから、複数フロアにまたがる中規模オフィスまで、規模を問わず対応可能です。規模の大小に関わらず、現状の課題をしっかりヒアリングしたうえで、過不足のない構成をご提案します。

まずは現状のネットワーク環境やお困りの点をお聞かせください。お問い合わせフォームより、いつでもご連絡をお待ちしております。

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